脳の病気を知って治療をする【徹底検査でわかる精神の病】

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脳と精神症状

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サポート役になるでしょう

最近の精神科では、認知症や脳梗塞などの脳の病気も扱います。このような病気は医学的には脳の病気に分類されていますが、精神的な症状が少なからず伴います。特に認知症の場合は、物忘れなどの軽い症状から妄想や認知機能の低下といった症状が起こるのが常です。認知症は、CT画像をとると脳の委縮やたんぱく質の蓄積などの独特の所見が見られます。そのため、脳の病気として現在では広く認識されている疾患です。近年増えている脳梗塞の場合にも、発病後に精神症状が起こることがあります。人格の変化などが見られることも多く、認知症と紛らわしい症状を呈することがあるのが厄介な点です。精神科では、このような場合に脳神経外科などの専門診療科と連携して治療に当たっていきます。精神症状に関しては精神科医がケアを行なうのが現在のスタイルです。今後は、この手の脳の病気を精神科でフォローしていくことが一般的になると考えられます。これまで他の診療科と一線を画していた精神科は、治療の重要なサポート役です。

原因を正確に押さえます

原因不明のイライラ感や情緒不安定、人格の極端な変化などが見られる場合には、概して精神的な病気が疑われます。うつ病や統合失調症などの可能性が浮上してくることが多く、精神科の受診を勧められることが多いです。ですが、時にこのような精神症状の背景に身体的な病気が隠れていることがあります。脳腫瘍などの脳の病気でも少なからず精神的な症状が現れるのが常です。こうしたことから、精神科の受診を勧められた場合でも身体的なチェックはしておく必要があります。中高年世代の場合には脳のドッグ検査などを受けるのも一つの方法です。また、性ホルモンや甲状腺ホルモン、血圧など調べておくことも大切になります。現在の精神科の医師はこういった病気の可能性も視野に入れながら診療を行なっていきますが、自己申告する症状が不十分な場合には正確な診断が困難です。症状の原因を幅広く探っていくことが求められます。てんかんの一症状としても精神的な症状が現れることがあるため、既往のある方は要注意です。